コーチングblog

コーチングに関する記事を執筆します。

コーチがセミナーを行う理由

 

多くのコーチは、コーチングを教える目的でセミナー業も並行している。

 

本来コーチングとは一対一で行われるイメージであるが、一対多数のセミナーを行うコーチが多いのはなぜか。

 

 

コーチにとってポジティブな理由

 

・高単価である

1人の相手から相談に乗る場合よりも、多数を相手にした方が仕事としての単価は大きくなる。

準備にかかる時間はあるが、ベースの内容が出来ればあとは各目的に合わせて微調整を行うだけなのでセミナー回数に比例して準備にかかる手間は短くなる。

セミナー講師の仕事は一対一のコーチングに比べると単価が高く、おいしい仕事である。

 

・法人に入りやすい

コーチにとって法人契約は喉から手が出るほど欲しい仕事である。

そして、法人にとって「社員研修」「勉強会」「スキルアップ」というのは必須科目である。

そこにコーチングの研修はピッタリである。

セミナー講師として企画を持っていれば、法人に対する仕事も増やしやすい。

 

・宣伝、集客に繋がる

多数を相手にするということは、効率の良い宣伝活動となる。

また、そこから個人コーチングの宣伝にも繋がる。

セミナーを行うことによりブランディングが可能である。

 

・コーチングの認知活動

コーチの中には「コーチングを広めたい」という想いを持っている人が一定数存在する。

ビジネス視点ではなく純粋にコーチングを広めることを目的とすれば、セミナーは最も効率の良い認知活動である。

 

 

以上がコーチがセミナーを行うポジティブな理由であるが、一方でネガティブな理由があるのも事実である。

 

 

ネガティブな理由

 

 

・1対1のコーチングで仕事を取れない

「私に相談してください」と言ったところで、何人が相談に来てくれるだろうか?

しかも有料である。

無形で成果物が分かりにくいコーチングで仕事を取るハードルは高い。

そうなると、1対1のクライアントを探すよりも高単価のセミナーを行う方がはるかに仕事にはなりやすいのである。

 

・パフォーマンス

講師の実績というのは「すごそうに見える」ものである。

また一対一のコーチングを100人に行うより、100人を相手にセミナーを行う方が効率よく実績を作ることができる。

実際セミナー講師として見れば素晴らしいことである。

しかし、セミナーで何人を相手にできたとしても、「一対一のコーチングが上手い」こととは意味合いが違うのである。

実績作りとしてパフォーマンス的にセミナーを行うコーチも少なくない。

 

 

ポジティブな視点とネガティブな視点から「コーチがセミナー業を行う理由」を考えてみた。

 

これらを踏まえると、セミナー業というものは「コーチにとっておいしい理由」しかないのである。

コーチとしては「やらない理由はない」と言ってもいいほどである。

 

しかし、セミナー講師として実績が素晴らしいことと、コーチングの実力があることは全く評価対象が違うことを知っておかなければならない。

 

コーチングはセミナーではない。

セミナーもコーチングではない。

コーチングを行うということと、コーチングを教えるということは違うのである。