コーチング考察ブログ

客観的な視点から、コーチングに関する研究・考察を行ないます。

比喩表現から見るコーチング

 

コーチングは形の無いものであるが故に、様々な例えを用いて伝えられる。

 

コーチングを知らない人は当然であるが、実はコーチングを提供しているプロコーチにとっても「コーチングを説明する難しさ」を感じているのだ。

 

そこで、コーチと呼ばれる人たちが使う比喩表現を参考に、コーチングがどういったものであるのかを考える。

 

 

馬車

コーチングが馬車に例えられることは少なく無い。

コーチングのそもそもの語源が「馬車=コチ」というハンガリー語から来ているからだ。

「馬車のように、目的地まで行く手段」として目標や目的までサポートする人をコーチと表現している。

 

マラソンの伴走者

「コーチとは、目的地まで共に向かう人」という意味で、マラソンの伴走者に例えられる。

長く険しいゴールまでの道のりを、クライアントのペースに合わせて常に寄り添う存在であり手法であることを表現している。

 

車のナビ

「目的地まで道案内をしてくれる人」という意味で、車のナビに例えられる。

また、単に道を示すだけではなく、今いる位置の確認・道を逸れた場合の修正など、コーチングの役割を表現している。

 

鏡は、その人自身をそのまま写し出すものだ。

鏡が「ネクタイが曲がっています」や「顔色が悪いです」など言ってくれる訳ではない。

鏡に写った自分を見て、自分で確認するものだ。

コーチングとは何かをアドバイスしたり、教えたりするものではない。

対話を通して「クライアント自身が気付いていく」ということを鏡として表現している。

 

キャッチボール

双方向のコミュニケーションという意味で、キャッチボールに例えられる。

キャッチボールの対義として、攻防するという意味でドッヂボールがある。

コーチングにおけるコミュニケーションとは、一方的なドッヂボールではない。

お互いが対等にコミュニケーションを取るものだという表現だ。

 

スパーリング

ボクシングや格闘技のスパーリングを行うことで、自分の状態を確かめ、実践での感覚を掴む。

そのスパーリング相手として例えられる。

決して戦う相手という意味ではなく、スパーリングを通して気付きを得ていくという表現だ。

 

以上、私の経験則やコーチングの本や記事をもとに抽出してみた。

上記に限らず、他にも様々な比喩表現によって「コーチングとは何か」を伝えている。

 

様々な表現方法がある以上、これらの表現ひとつを取って「これがコーチングだ」と決めることは出来ない。

 

それぞれの表現方法を参考に、コーチングとは何かをまとめてみた。

 

キーワードは

・目的や目標に向かう

・共に向かうパートナー

・相手の気付きを重視する

ということが挙げられそうだ。

 

コーチ達の比喩表現から読み取れるコーチングとは

『目標や目的に向かうパートナーとして、本人の内側にある気付きを促す存在でありスキル』

であると言えそうだ。