コーチングを「ビジネスツール」として捉えた場合、どのような側面があるか。
コーチングでお金を稼ぐ、いわゆる「コーチングビジネス」である。
コーチングに明確な定義がない以上、何を以ってコーチングビジネスというかは曖昧である。
コーチングを仕事とする人が何をしているか調べたところ
・何か特定の分野で相談に乗る
・目標達成のサポート
・自己実現のサポート
・研修、セミナー講師
・コーチングを教える
・自己啓発情報の発信
など、多種多様である。
コーチングをビジネスや仕事と捉えた場合、その定義はとても曖昧になる。
怪しすぎる。
「コーチングを仕事にしています」ではよく分からない。
その証拠に、コーチングを仕事にしている人の多くは、コーチングと何かを掛け合わせていることが多い。
〇〇×コーチング
といったように得意分野にコーチングを組み合わせることによって、伝わりやすい表現をしている。
コーチングそのものは「ビジネスのツール」として主役にはなれそうにない。
あくまで、得意分野に上乗せする付加価値といったところである。
そもそも定義が曖昧なので、コーチング単体では市場へのマーケティングが難しいだろう。
コーチングを仕事にするなら、
・コーチングで何をしてくれるのか
・コーチングを受けるとどうなるのか
・どのような課題をどのように解決してくれるのか
きっちり訴求できなければ、本質が伝わらずに仕事にはならないだろう。
コーチングそのものは、ビジネスツールとしては弱そうである。
しかし得意分野とコーチングを組み合わせれば、ライバルとの特異性は出そうである。
とはいえ、コーチングをビジネスツール(お金を稼ぐツール)と定義するには、やや説得力に欠けそうだ。